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 ■ 代表世話人挨拶
筑波大学 医学医療系 循環器内科
瀬尾 由広 

 心筋会は、読んで字の如く心筋について論じ合う場です。この10年、スペックルトラッキング法の登場によって心エコーの研究者には心筋を深く知る機会が訪れました。心筋解剖、心筋力学、興奮収縮連関、病理、そしてシュミレーション医学と多岐にわたる分野へ知識を追求してきました。この会は講習会ではありません。従って万人受けする内容を取り上げない事も多々あります。心筋について飽くなき追求マインドを持つ研究者の集いだからです。

 さて心筋学ですが、臨床ではMRI, CTによる心筋性状、心筋機能の研究が広く行われるようになりました。2015年、心筋会は心エコーとMRI, CTなど多くのモダリティとの融合という形で発展していきたいと思います。臨床にも基礎医学にも偏る事なく、興味のあることにどんどん世界を広げていきましょう。

 心筋会は、一般の学会では語り尽くせない研究の真理について批判精神を持って語り合い、より深い理解と更なる向学心を持てる場として会員の皆様をお迎えします。職種、経験に関係なく興味の有る方は心筋会に参加してください。お待ちしています。

2014年1月1日

 ■ 前代表世話人挨拶
葉山ハートセンタ― 循環器内科
納富雄一

 たしかあれは帰国後間もない2006年、それまで竹中克先生率いる組織ドップラー研究会として関東近隣の心エコーに携わる循環器医を中心に構成されている研究会に招かれました。その会は‘心筋会’となり新撰組がイメージされ(ほのかなイメージ以上の意味はないと思います)、いつの間にか私は‘局長’などと呼ばれるようになりました。お会いするごとに参加されている先生方の豊富な知識、情熱豊かな素晴らしい人柄、そしてある共通した「閉塞感」にも似た雰囲気に気づきました。元来「群れる」の苦手な私ですが、「医療関係者が患者の希望:幸せに貢献する・そのための問題点を解決すること」(*)を目的とした情熱が尊いことに疑いを持ちません。そのような情熱を持った方々の意見を吸い上げ・纏め、「閉塞感」の打破のお手伝いが出来ればと思い、現在代表世話人をさせて頂いています。どうか宜しくお願いします。お気軽に何でもご意見ください。

<あとは長いのでここで終わっても良いです>

 改めてその「閉塞感」のことを考えるとき2つの原因が思い浮かびます;垂直思考(Vertical thinking)と断裂した時間のことです。それは世界中のどの学会に行っても思うことです。
 いつのまにか、‘ある枠’の中にいる自分に気づきませんか?その中で問題を解決していこうとするのが通常の思考過程かもしれません。ある枠の中にいると自分の視点は固定してしまいます。従って解決できる範囲が限られてしまうのかもしません。それが垂直思考です。水平思考(Lateral thinking;7回の廣先生のお話が聞けた人はよかったですね)とは、既成の枠に捕われず視点をさまざま変えて問題を解決していく方法です。思考が垂直になっている部分が有機的に破壊されるように、これからも心がけたいと思います。まずは既成概念を整理してそれがいかに垂直になっているかをこれまでの4−5回で話し合ったような気がします。実しやかな知見に疑いを持たないといけません。また水平への準備として発生学・小児循環器・血管内エコーなどの講演がありました。これからも垂直を水平にするパンチを出し続けたいと思います。また思考と言語の関係の有無はさておき、英語で書かれたものも大切です。母国語の枠内だけにいるわけにもいかないのです。
 「いつのまにか」と書きましたが、それはいつのまになのでしょうか?それが時間の断裂に思えます。いつ断裂したのでしょうか?思うにWindows95が出た頃じゃないかと。CPU処理速度は半年で2倍速くなってきました。それまでとてつもなく時間がかかっていたことが、あっという間に目の前に現れてきます。そこで、こんなことが知りたい・・・と思う前に、こんなものが分かるけど…と誰かに言われたのではないかと。ここ15年余りの多くの論文は最新マシンに振り回されてきたような印象を私は持っています。その結果、最新マシンじゃないと論文=(*)にならないような気分がして、最新マシンでやったけど、結論は最新でない=Noveltyがないことになってしまう;ときには誤った結果だったことが後々明らかになる、そんな残念なことが少なくないような気がします。この解決にはその断裂をなんとしても埋めなければなりません。そのためにはそれ以前の先人達の輝ける知識を蓄えなければなりません。幸いどこにいても殆どの論文が手に入る時代です。刻み込まれた知識・知見をたっぷり知りましょう。そしてなにより、その行間からあふれ出る知恵を感じ取らなければなりません。知恵があふれ出ている先人たちに、私たちは幸い会うことも出来ます。そのような機会を最も大切にしなければならないと思います。知恵はどこにも書いていないからです。

 Echo-peopleができることは無限に広がっているのです。閉塞なんかしていません。本研究会は医師・技師・メーカーサイト、などなど(*)を目的とする全ての方々の参加を大歓迎しています。

 2009年には会則が出来、ノバルティスファーマ社との共催となりました。そして2010年にはこのようなホームページまでできました。これからもまだまだ変化していくことと思います。会員みなさんの意見で柔軟に取り入れながら成長していきたいと思います。閉塞感の打破をしながら、若手との討論を大切にするYIAなど、いろんな企画を試していこうと思っています。たくさん失敗しながら乗り越えていこうと思っています。2012年冬までが私の任期になっています。任期を終えるとき、現在は予想もつかなかったことになっているのを、心から楽しみにしています。

 みなさまのご意見・活発な討論を、重ねてお願い申し上げます。

平成22年8月

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